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I love nature photo. Subaru Impreza WRX/Embedded SW/Snowboard/Otaku

宇宙よりも遠い場所

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遠くて近い場所
長野県 大町市 (2018/4/22)
[Canon EOS 5D mk3 | Canon EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM | F2.8 | 13sec | ISO2000]

「宇宙(そら)よりも遠い場所」というアニメがある。普段は学校をサボることすら出来ない女子高生が、ひょんなことから一歩踏み出して南極観測隊として南極に行き、成長する物語だ。違うかもしれないが自分はそう捉えている。元々「女子高生が南極に行くとかどういうことだよ」と思って見ていなかったのだが、ひょんなことから見てみたところ、カナヅチで叩かれたほどの衝撃を受けた。そして今も心をずっと締め付け続けている。

なぜか。自分はずっと海外で写真を撮ってみたいと思っていた。絶景のサイトを開けばほぼ海外。日本の絶景は見慣れたせいかあまり入っていない気がする。とりわけオーロラは、超神秘的な絶景の極みとして、行きたいなーくらいには思ってた。しかし一歩は踏み出さなかった。一人旅の危険性、旅費、滞在、食事、言い訳を上げればキリがなかった。

では、宇宙よりも遠い場所を見て何を思ったのか。「そんなことクソくらえ!さっさと行け俺!」だった。

宇宙よりも遠い場所の主人公は女子高生だ。その女子高生たちが学校を休んでまで南極を目指した。自分を変えたい、でかいことを成し遂げたい、理由はいろいろだ。彼女らは飛行機に乗り、シンガポール・オーストラリを経由して砕氷船に乗り込んで何曲を目指す。道中、極度の船酔いや暴風域で船が大きく揺れてもそれを仲間と克服し、ついに極地、南極にたどり着く。そこでは観測隊員として日々の与えられた任務をこなし、ときには雪上車に乗り込みブリザードの中車中泊しながら観測地を目指したり、ときには過去の人間関係に別れをつけたり、友達が出来たり…そしてオーロラを見たり。

「女子高生がこんなに頑張ってるんだ。俺は何をやっているんだ。」そう強く感じた。フィクションでも。仲間と一緒に旅を、冒険をする。なんと素晴らしきか。

そして一番心に刺さったのは、めぐっちゃんだった。彼女が5話でキマリに吐露し懺悔した心中は、今の自分の状況そのものだった。彼女は俺だった。そして最終話のめぐっちゃんを見て、完全にやられた。そんなことされたら、自分も行くっきゃ無いじゃん?オーロラ見に。

ということで3月にイエローナイフに行ってきます 笑